ロータス・ヨーロッパ シリーズ1 / Type46 (Fujimi 1/24)製作編

(私が好きなシリーズ1のイメージにだんだん近づいてきました。)
はじめに
予告編で紹介した3+1キットの中から、まずFujimiのスペシャル(Type74)をシリーズ1に改修して製作します。
左の画像は、オートスポーツ誌の1967年2月号(60年近く前・・・)に掲載された記事の一部です。マトラ(Djet)やランボルギーニ(Miura)は例外として量産市販車としては史上初のミッドエンジン・スポーツカーだと書かれています。
モータースポーツ専門誌が市販車を紹介するのは例外的で、それはやはり「初のミッドシップロードカー」であることと「ロータス」が作ったことが大きく影響してのことでしょう。
届いたフジミのキットをチェック
性懲りもなく今度は、クラウン、フジミ、タミヤのキットを並べて比較してみました。
(ディテールの正確さとは別に、電池ボックスのせいでノーズが盛り上がり、何だかアルピーヌみたいに見えるクラウン版もカッコイイです。)
事前に調べた通り、同じスペシャルながらフジミのキットはタミヤ版に比べヘッドライトの開口部が小さく、Type46/54への改修が容易なイメージです。
ただし横から見た際のヘッドライトの高さはほぼ同じで、裏側をパテで裏打ちしながら削り込んでライト位置を低くする作業量は同じようですね。
このヘッドライト部分の他、リア左右にバーティカルフィンを立てたり、サイドシルの形状変更やテールライトの変更などボディの改修がキット製作の主な内容になりますので、前2作のように時間がかかることは無いものと目論んでいます。
あと、悩んでいるのは「細いタイヤ」がまだ見つけられていないことでしょうか。ノーマルのヨーロッパ・シリーズ1に太いタイヤは絶対に不釣り合いなのですが、最悪はまたまた(ちょっと細すぎる?)セブンのタイヤを使うことになるのかな?。
それでは、ボディの改修がある程度進んだら更新します。
(2025年11月14日)
やはり甘くはなかった

(作業は面倒ですが「やっぱりヨーロッパはこうでなくちゃ!」と、独りよがりな自己満足を得るだけの価値は十分にあると断言できます。)
まだヘッドライト周りとサイドシルの形状変更の作業を初めたばかりなのですが、最初に考えたほど簡単ではありませんでした。
上の画像は、左(画像だと右)のライト位置の変更をいったん終えた際のもので、何とか2mm弱ほどライトを下げることができました。
まずライト周りの上下をエポパテで裏打ちし、乾燥後に神ヤスと棒ヤスリでゴシゴシ、ガリガリ、削りすぎだけはしないよう何回も仮組みをしながらの繰り返しです。「どうしてこんなメンドクサイ作業に手を出すんだ!」と呟きながらの作業ですが、再現しているキットが無いんだからしょうがありません。
これから反対側の作業に入りますが、今度は左右のバランスが大事になります。それが終われば、実車(画像)のようにライトケース周りを楕円形に整える作業が続きます。(これも微妙に難しそうです。)
次回は、上記の作業と(出来れば)サイドシルの修正が終わった時点で更新の予定です。
(2025年11月17日)
ヘッドライト周りとサイドシルの修正
左右のヘッドライトの位置を下げ終わり、続いてライトケースの形を砲弾型から楕円形に修正します。
ここはまさに顔の部分、おろそかにはできません。楕円部分の追加方法をどうするか大分悩みましたが、一見パテでの造形が楽そうなのですが、ライトのパーツを付けたり外したりしている内に絶対ポロッと欠けそうです。
そうなるとプラ板を切り出して接着するしかありません。
まず0.5mm厚のプラ板をプラ棒に巻きつけてクセを付けた後、タミヤのデカールバサミを使って曲線状に切り出してみましたが案外うまく行き、1回の失敗だけで左右2箇所ずつ、4枚のプラ板のキレハシを切り出せました。
あとは流し込み接着剤を使って接着し、今度は4mm径のプラ棒に両面テープを使ってサンドペーパーを巻きつけ、上下左右のバランスに気をつけながら形を整えました。(上の画像は片側を整形し終えた状態のものです。)
次はドアの下側、サイドシルの整形です。
左は、「LE VOLANT Web」サイトへのリンク画像です(撮影:前田恵介様)。
この画像のとおり、シリーズ1はサイドシルがボディ底面に向かって緩やかに絞り込まれ、さらにリアに向かって反り上がり、バンパー底面のラインと同一線上に繋がっています。
対してスペシャルの方は、絞り込みが無くなってラインは水平になったうえ、オマケにスカートまで付いています。 現代風になったと言えばそうかもしれませんが、私には「なんだかなあ」にしか見えません(笑。
この修正については、まずシャーシ側の幅を狭くして絞り部分の幅を稼ぎ、逆にボディ側は厚みを増して削りながら絞り込むしか方法はありません。実際にはシャーシの左右(とインナーフェンダー下側)をそれぞれ2mm強削り落とし、ボディのサイドシル部分は1.2mm厚のプラ板でエポキシパテをサンドイッチし、2mm弱ほど厚くしました。

右側が修正後。(左の修正前の画像は、既にサイドスカート上側のリブを削り落とした状態です。)
あとはガシガシと削り込んでいくだけです。
本当はもう少し絞り込みたかったのですが、これ以上やるとシャーシをボディ側にはめ込むのが無理と言うか、ボディ側にかなりの歪みが必要になり、ボディや塗装が割れそうでコワかったので止めました。
ここでいったん今までの成果を。

(少し上の方の画像と比べれば分かるかもしれませんが、バンパーの下側についても角ばっていたラインを丸く削り込みました。)

(どうにか「出目金」さんを、原初のヨーロッパの端正な姿に戻せたのではないかと思います。)
今回はここまでです。
残るボディの修正ポイントは2つ。リアのバーティカルフィンの追加と、テールライトの変更を伴うリアエンドの修正です。
(あ、もう一つありました。ドアノブの加工です。)
(2025年11月25日)
バーティカルフィンの追加工作
いよいよ、継ぎ目なくフィンを立てることができるかチャレンジです。まず最初に厚紙を使って大まかに型紙を作り、その型紙に沿って1.2mm厚のプラ板を切り出しました。
続いてボディの緩やかな曲線に合わせて僅かに湾曲させ、特に前端と後端は内側方向に曲げながらクセを付けていきます。あとは「現物合わせ」僅かに削ってはすり合わせ、を繰り返しながらスキ間を無くしていきました。
そして、左右対称になるよう気をつけながら2コのフィンを作り、さらにボディ側の接着面をサンドペーパーで均し、流し込み接着剤を「スポット溶接」のように点付けしてズレないように注意しながら全体を接着しました。この状態では接着面は僅かで強度はまったく無いので、内側にエポキシ系接着剤を塗ってガッチリと接着した状態が、左上と下の画像です。

そしてエポキシ系接着剤が完全に硬化したら今度はエポキシパテでの造形の時間です。
ここでの作業ポイントは2つ、1つ目は簡単でボディ外側の継ぎ目の段差を消すことですね。

(この時点でドアのキーシリンダーの出っ張りとノブの窪みは無くして平らにしています。)
そして2つ目はかなり難題です。ここは私のヘタクソな文章よりも実際の加工後の画像を見てもらう方がラクですね(笑。

(エンジンフード上面のダクトはType65/74では長方形で左右1個ずつなのに対し、Type46/54は長円形で左右2個ずつと異なるのでいったん塞いでいます。)
画像のようにフィンの断面が△形になるようにエポキシパテを盛り付けていく訳ですが、以前作ったセブリング風スプライトのフェンダーの時とは違って、フィンの内側を「逆アール」型にするのがかなりやっかいでした。
ここは4mm径プラ棒の先端を「半球形」にし、それを「コテ」代わりに使って、エナメル溶剤で柔らかくしたエポキシパテを整えていきす。その後は、神ヤスの10mm厚、3mm厚を併用しながら平面と曲面を均しました。
画像でも僅かにわかる通り、フィン内側の凹凸は完全に均せていませんが、(白色整形のボディに白っぽいエポパテじゃ細かい凹凸は目立たないので)ボディ全体を加工し終えた後に捨てサフを吹いた時点で仕上げるつもりです。
なおこれを書いている時点で、作業漏れがあることに気づきました。左の画像の通り、追加したフィンとルーフはなだらかに繋がっており、そのためには曲面状のパーツを作って接着する必要があります。(オレンジ色の部分)
ここは次回に作業することにします。
今回の作業はここまでですが、最後に次回の作業予定を記しておきます。
次の作業はテール周りの修正です。左の画像はヨーロッパSr.1(Type46)ではなく47GT(Type47)ですが、左側は前期型、右側はワイドになった後期型になります。しかもこの2台はかの「Team Lotus」、ロータスのワークスマシンの珍しい画像です。
そして左の前期型にはヨーロッパSr.1と同じテールライトが、右の方はSr.2後期型以降で採用されたライトが装着されています。
私がSr.1を好きな理由のひとつがこの半円形なコンビネーションランプの形状なのですが、これはロータスのオリジナルではなく、なんとランチア・フラヴィアのテールライトの転用なのです。(私は歴史上初めて「グランツーリズモ」を名乗ったアウレリアGTを始め、古いランチアのファンでもあります。)
なぜイギリスではなく、イタリア車のパーツを使うことになったのか定かではありませんが、ロータスのデザイナーがいちばん似合うと思っての事でしょう。
そして今回使う予定のパーツは、手元にあるスタジオ27の47GTトランスキットに入っているものです。フレームはホワイトメタル、ランプは黄色く濁った(ナゼ?)レジン製で、共にUVレジンで複製し、ボディ側の形状もこのライトに合わせ修正する予定です。
この変更のほか、塞がった状態のテールライト内側はすべて開けてメッシュのグリルにしたいのですが、この裏側にはシャーシ後端のダボピンを受けるダボ穴があり、この部分をどうするか現在思案中です。
(2025年12月03日)
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