ロータス・ヨーロッパ シリーズ1 / Type46 (Fujimi 1/24)製作編

(私が好きなシリーズ1のイメージにだんだん近づいてきました、その3。)
クリアコートその他
キアライエローで塗装したボディは乾燥後に2000番→4000番で水研ぎして均しました。
さあこれからどうするか? このまま番手を上げて磨き続けて表面にツヤを出していくのか? それともクリア塗料でコーティングするか?
悩んだあげく今回はクリアコートしてみることにしました。左の画像はフロントノーズにエンブレムのデカールを貼り付けた後、ガイアのEXクリアを吹いた後の画像です。表面は一部柚子肌になりながらも、全体は私の苦手なツヤツヤ・テカテカ状態です。
そしてこれから初めてのクリアコートの研ぎ出しです。(クリアコート自体はこれまで何度もやってきましたが、それらはすべてデカール保護を主目的としたセミグロスクリアによるものでした。)
お年玉をゲット!
1ページ目の最初の方に「・・・悩んでいるのは「細いタイヤ」がまだ見つけられていないことでしょうか。」と書きました。
そもそもタイヤ以前に、ロータス純正のスチールホイルをキット化したパーツは世の中に存在しないと最初から諦めており、サイズが同じなロータス・セブンのタイヤ/ホイルを使うか、割とカタチが似ているものの13インチより大きく見えるハセガワの「117クーペ初期型」(私が21歳の頃の愛車です)を買って転用しようかと考えていました。
ところが先日、たまたま見ていたオークションサイトで「1/24 スーパーセブンS2後期セット」というのを見つけ驚きました。このホイルこそヨーロッパSr.1やSr.2の純正ホイルと同じものだったからです。
作者/販売者は「TANGO MOKEI」さま、BOOTHのサイトでもスポークホイルを中心に様々なパーツを販売なさっています。

(画像左端は実車、中央の2つは製作者様の3Dイメージ画像、そして右端は実際に届いたパーツ、キャップ中央にロータスのロゴがキレイにモールドされています。)
この年始より商品化されたようですが実に幸運、まさにお年玉でした!
話は戻ってクリアコートしたボディが完全に乾くまでのあいだ、シャーシ側のパーツを幾つか弄っていましたが、前回の最後に書いたギアボックスのマウントを作ってみました。プラ棒とプラ板、合計12個のパーツを組み合わせて自作したものです。
リアルさは今ひとつかもしれませんが、まあ雰囲気はあるので良しとします。
続いて3つに切り離していたフロント/サイドウインドウの透明パーツ。、サイドウインドウはSr.2以降に2分割されフツーに開閉できるようになりましたが、Sr.1は固定(僅かにすき間が開くタイプもあり)でした。
そして可動しないぶん、サイドからフロントウインドウに繋がるラインが緩やかにカーブしており、当時としては驚異的な空気抵抗係数(CD値)「0.29」に貢献しているのだと思います。
でも多くのユーザーには「窓が開かないなんていくら何でも・・・」と不評だったようですね、私はチャップマンのこの割り切りをスゴく尊敬するのですが・・・
以上脱線です。さて本題、三角窓とスライドウインドウを隔てるバーのモールド/段差を片方だけ消してみました。上の画像の左は加工前、右が加工後です。実際には400番から10000番まで9段階に分けて削り〜磨き、最終的にコンパウンドで仕上げたものです(必要なのは根気のみ、でもキレイに仕上がった時はけっこう嬉しいものです)。
そうこうしている間にクリアの塗膜も乾燥し研ぎ出しを始めます。柚子肌がキツイところは1000番、その他の部分は2000番から始め、8000番まで慎重に水研ぎし最後にコンパウンドで研磨しました。
興味がない方には苦行にしか見えない行為かもしれませんが私は結構好きな作業ですね。最初はツヤが消えていくだけですが、番手を上げるに従って柚子肌がツルツルに変わっていく様を見ていると不思議な充実感があります。結果として述べ2日間をかけましたが、カープラモ3作目で何とか塗装全般のコツを掴みつつあるようです。

(バーティカルフィンの上部に磨き残しがありますね。最終的にはさらに粒子の細かいコンパウンドで仕上げる必要がありそうです。)
今回でボディ本体の工作は終わりが近づいてきました。
次回以降はウインドウモールの塗装やウインドウやワイパー、そしてキーシリンダの取り付けやパネルラインのスミ入れ、あるいはテールランプの組み立て、メッシュグリルの取り付けやエキパイの取り回しへと進む予定です。
(2026年1月20日)
下ごしらえなど途中経過
テールライトケースの複製スタジオ27の47GTを買ったことで手に入った初期型のテールライトケース(ホワイトメタル製)を複製します。(このパーツが無かったら今回の製作は違ったカタチになっていたと思うくらい私にとって重要なパーツです。) 前回、セブンのウォブリーウェブホイールを複製した時はリムに気泡が残ってしまうことにとても苦労したのですが、今回も難しそうです。

(左よりオリジナルパーツ・型取りくんで作った型・4個の複製のうち右の2つが本番用。 削るの怖いけど、もう少し枠を薄くする必要がありそう。)
まず、「型取りくん」を熱湯で思い切り柔らかくして、ライトケースに空気による隙間が残らないよう慎重に押し付けながら型を作ります。
次はダイソーのUVレジンを黒色で着色して2滴ほど型に落とし、これが大事なんですが大きめの洋裁針でゆっくりと、全体にレジン液が行き渡り決して気泡が残らないよう溝の深いところを慎重になぞりました。
結果として4個の複製を作り、その内できの良さそうな2個に的を絞ってバリを取り、ボディにすんなり入るようケースの底や外周を削り、最後にメッキ塗料が威力を発揮できるよう表面を均しました。
そしてこの後、サフを吹いて表面の最終チェック → グロスブラックで下地塗装 → メッキ調塗料で塗装、という予定です。
メッシュの切り出し
今度はくり抜いたライトケースの内側と、リアフードのエアインテークの裏側に貼るメッシュの切り出しです。この素材にはFinemoldsの「メタルメッシュ あみ目・正方形05」を使いました。

この後、テールの方のメッシュにはエキパイが通る3〜4mm径ほどの穴を開け、穴の切断面に円形のガードを作って接着し(これは手間がかかりそうです)黒色に塗装して仕上げる予定です。
ウインドウモールの塗装やスミ入れ
続いて、ウインドウモールとキャビンの内側を塗装します。過去の2キットには無い初めての作業で、マスキングにはかなり手間のかかる作業でした。
フロントスクリーンの上下にはかなりのアールが付いていますが、この部分にマスキングテープを貼り付け、爪先や爪楊枝でボディとモールの境界部分を押し付け、極細のマジックで境界に沿って線を引き、剥がしたマステを線に沿って歪まないよう慎重に切り出し、改めて貼り直しました。
そしてせっかく塗装したボディに黒色が絶対に!吹き込まないようボディ全体を(ボディ内側の黒色で塗る以外も含め)徹底的にマスキングしてセミグロスブラックで塗装しました。

(純正のフロントスクリーンのゴムモールの内側には、さらに細いメッキの金属モールがありますが再現が難しそうなのであきらめました。社外品ということで・・・)
実は1回めの塗装ではフロントスクリーンの上下部分に数カ所の塗り残しができてしまい大ショック、極細の筆でタッチアップすることを考え、エナメル塗料で試みましたが上手くいかず拭き取る始末、自分自身の油断を恨みました。
しょうがないので意を決して塗り残し部分以外を再度マスキングして仕上げたのが上の画像です。
なおマスキング後には前後のフードとドア周りをダークグレイでスミ入れし、ボディが引き締まったように思います。

(テールに残った大きなダボ穴周辺も黒色で塗装し、複製した塗装前のライトケースと、穴開け&塗装前のメッシュグリルを仮付けしてみました。)
アンダーフロアの塗装など
続いてシャーシと脚周りの組み立ての前にシャーシ裏面を塗装します。このSr.1のシャーシはアンダーフロアまでボディと一体化したFRPで覆われており一般のクルマとは大きく異なる構造になっています。
画像の左側は最初期型のType46で、なんとオイルパンとデフケース部分を除いて全体がグラスファイバーで覆われています。
右側は最後期型で、さすがに整備性が悪すぎると思ったのか(ユーザーに言われたのか?)、エンジン/ギアボックス周りがむき出しになっています。今回はこちらの方の再現になりますね。

(何だか照明の当て方が悪くレモン色みたいに見えますが、もちろんボディと同色です。)
なにしろベースキットがスペシャル(Type74)なので、「何となく」とはなってしまうアンダーフロアですが上のように塗装しました。本来はフェンダー内側もボディ色となりますが、ここを明るいイエローで塗ってしまうと横から見た時にイッキに模型っぽく見えてしまうこと必至なので止めました。

今回はここまで、次回こそボディを完成させる予定です。
(2026年1月29日)
