BRM・P57(Auto kit 1/24)製作編
開封しました。
そしてパート毎に仕分け。

( 近所のホームセンターに行って、1個198円のパーツボックスを2個購入、こんな時にすごくベンリ。 )
仕分けしながらパーツをまじまじと見ると、なかなか豪勢なバリの多さです。特にボディは表面の均しがいがありそうです。ホイールのリムにも盛大なゲート跡?がありますが、この処理には注意が必要そうです。
まあ私は、パーツを整形しながら、エッジが立って平面が出てくる過程がとても好きなんですけどね。

仕様をどうしよう
予告編に書いた仕様の違いについて、さらにいろいろ調べましたが、最終候補は2つ。【 A. 1962年モナコGP仕様 】
これはモンテカルロ市街地の低速コースにあわせノーズの開口部を大型化したほか、エアインテークが追加されフェアリングにも大きな開口部があり、エンジンカウルの一部が取り払われた上方排気仕様。

【 B. 1963年後半仕様 】
一方で私がBRMと言えばまっ先に思い浮かぶのは、濃いグリーンのボディとノーズのオレンジ色なんですが、この配色は1963年の後半から採用されたようです。画像はワトキンスグレンで優勝した際のものですが、エンジンカウルのサイドにエアインテークが追加されています。
AのモナコGP仕様は、ノーズにパテを盛ったり元のメタル部分をガリゴリ削ったりすることが必要ですが、スタイルが魅力的です。でもカラーリングはアメリカGP仕様が断然カッコイイ。
もうしばらく悩むことになりそうです。
(2026年7月4日)
製作開始!
作業の前に仕様を1963年後半にすることを決めました。1963年といえばジム・クラークが革新的なモノコックシャーシを備えたロータス25で10戦7勝し、チャンピオンとなった年ですが、G.ヒルのBRMもモナコとアメリカで勝利し善戦したシーズンでした。そして決め手は前回書いたオレンジのノーズです。私はこのカラーコントラストが大好きなんですね。加工のポイント
1963年後半仕様にするにあたり必要な加工は、
1)ノーズ
BRMの特徴の1つだったラジエターの前のタテ2本のプレートが無くなってます。
これはもうガリガリ削り取るしかありません。
2)エクゾーストパイプ
P57は62年シーズンの途中に上方排気から後方排気に変更されたようですが、このキットの場合8本が独立したまま後方排気となっていますが。しかし、私が調べた限り63年はバンクごと4in1に集合したタイプになっています。
上記の2点はなんとかするとして、やってみたいのはエンジンカウルの加工です。
私は62年後半/63年型のカウリングを使いますが、キットのパーツは1体成形になっています。
しかし実際は左の画像のように、62年前半型カウリングの上に、さらに幅広のカウリングを被せた「ラムエア加圧」効果を狙った構造になっているのです。
後端のスキ間は、サーキットによって大きかったり、ほとんど無かったりするようですが、この形を実現するためには、下の画像のような加工が必要になります。

( 赤いラインは切断箇所、×印は使用しない部分で、①②③の3つを使います。 )
そしてもう1つ。
画像は有名なミニカーメーカー「Spark」のラインナップの中で、1/8という超巨大なP57のモデルで、サイトには4,900ユーロと表記されています。なんと90万円超!ホントに買う人がいるんでしょうか?
そしてさすが90万円、エアファンネルへの異物の侵入を防ぐネットがキレイに再現されています。
話は遡って前々作のロータス・ヨーロッパSr.1、リアエンドのネットグリルを再現するのに、Finemoldsの「メタルメッシュ あみ目・正方形05」を使いました。今回もこれでいいのかというと、正直言ってかなり線が太くて硬いんです。(エッチングの地肌に塗装するとさらに太くなってしまう・・・)
この前後の話を真面目に書くと長くなるので多少割愛しますが、先日わたしが尊敬する「A4 Garage」さんの(ポルシェ356製作)動画を見ていたら、その中で「黒い金網」というパーツが出てきました。
とたんに「これだっ!」と思い、さっそくWebで検索してみたところ残念ながら販売を終了しているらしいことがわかりました。ガッカリです。
そして何の脈絡もなく今度は、同じく尊敬する上村アキヒロさんのサイトを見ていたところ、その中に塗料メーカー「Finisher's」の川口さんの動画が埋め込まれており、さらに川口さんのチャンネルを覗くと、その中に「【新発売】黒あみ目メッシュ粗目&黒あみ目メッシュ細目」という、今年2月に出来た動画があるのを見つけました。
視聴してみると先に挙げた「黒い金網」のことにも触れられていて、川口さん自ら、黒い金網が無くなってしまった今、かならずニーズがある筈とおしゃってました。「はいその通り、現に欲しくてたまらない奴がここにいます。」と心の中でつぶやきましたよ。
そしてさっそく注文し届いた現物を見ると、まさにイメージ通り!網目の密度や材質の柔らかさも今回のエンジンカウルに取り付けるのにピッタリな感じです。
以上偶然が重なって欲しかったマテリアルとの出会い、そしてこのメッシュが見つかったことでカウルの分離を決心したのでした。
パーツのバリ取り〜研磨、ただひたすら
懸案が消え、あとはひたすらパーツのバリ取りと仮り合わせに専念します。

また、バリ取りにしても柔らかいぶん簡単に削り取ることができる反面、削り過ぎにはけっこう注意が必要です。
そしてバリ取りも8割方終わったところ仮り組みしてみたところ、このキットは少ないパーツの割にとても良く考えて作られていることに感心しました。

さてさて、仮り組みも問題なさそうなのでこれから次の工程に進みます。まずは先に書いたエキパイの4in1化、ノーズ、エンジンカウルの加工です。その他の課題を羅列すると、
・ダンパーのコイルスプリングをリアル化
・リアサスにアンチロールバーを追加
・フロントにタイロッドを追加
・エアファンネルのリアル化
・インパネのリアル化
・コクピット内を立体化し、シフトレバー/リンケージを追加
いやいやけっこうありますね。今回はここまでです。
(2026年7月13日)
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