
(BOXアートとBOX側面の完成画像)
ファイアフライのページで「少年時代は1/35スケールのドイツとソビエトの戦車を多く作っていた」と書きましたが、そのソビエト戦車の中でも特に好きだったのが中戦車のT-34(1943年型に限る)そして重戦車のKV-1でした。
この2台、ほぼ同じ76mm戦車砲を備えて攻撃力は同じなのに、重量の方はKV-1が1.5倍以上重く防御力は強力でも鈍重で、ドイツ軍に破壊された数より、重すぎる上での故障の方が多かったと言われるほどの代物だったようです。
では何故好きなのかといえば、キャタピラが幅広でいかにも重戦車っぽい佇まいと、特にこの増加装甲型/エクラナミの無骨なボルト止めの装甲によるものだと思います。一方のスマートなT-34と好対照ですね。
そしてこの戦車はやがて攻撃力を大きく高めながら軽量化を図ったIS-1→IS-2、そして西側を震撼させたIS-3へと進化していくソビエト重戦車群の礎となります。
このタミヤの1/48キットは2007年の発売後、いまは生産休止となってかなり高額で取引されているようです。
特に何か弄って作ろうとは思っていませんが、この重厚さを塗装によっていかに表現できるかがポイントだと思っています。
このキットを手に入れた後、1/48では存在しないと思っていたT-34の1943年型が中国のHOBBY_BOSSから発売されていることを知りました。こっちも欲しい・・・